2023年5月2日放送の『マツコの知らない世界』は「沖縄そばの世界」。番組では王道の沖縄そばや進化系沖縄そば、離島の沖縄そばなどを紹介!まとめてみました。
沖縄そばの世界
新しい施設が続々誕生し観光地としても進化する沖縄。琉球王朝時代から数百年食べ続けられてきた伝統ある沖縄そばが驚きの進化を遂げていた。
そんな「沖縄そば」の世界を紹介してくれるのは、沖縄生まれ沖縄育ち、300店舗の沖縄そばを食べ歩いたという「山城晋平」さん。
番組では現地で食べたい王道から東京の進化系まで様々な沖縄そばを紹介!
生き残りをかけて沖縄そばが超進化中
実は今、ラーメン店が続々沖縄に参入。生き残りをかけて沖縄そばが超進化中!
[沖縄県のラーメン店の店舗数の推移]
●2001年 163店舗(琉球新報参照)
↓(2.3倍増加)
●2021年 377店舗(食べログ上より番組調べ)
沖縄そば専門店は約300店舗、と店舗数ではラーメン店に追い抜かされた形に。
ラーメンに負けない!究極の王道「那覇 首里そば」
首里そば(那覇市)
ラーメンに負けないよう、沖縄そば業界を牽引している最前線のお店。
世界遺産に登録された首里城から徒歩10分。住宅街にひっそり佇むお店で、開店前から20人もの行列ができ、観光客のみならず地元の人にも愛される大人気店。
出している沖縄そばのメニューは1種類のみ。それが1日100食限定の「首里そば」。
●首里そば(中) 500円
特徴は1993年に閉店した伝説の沖縄そば「さくら屋」から継承した麺。塩を一切使わず小麦粉にかんすいを加え手揉みしたコシのある麺をさらに進化させ歯ごたえをよくするため独自に改良。スープはカツオの一番出汁と豚肉を4時間かけ煮込んだWスープで、味付けは沖縄の塩“シママース”。具材は泡盛でトロトロになるまで煮込んだ豚の三枚肉とカマボコと針生姜。伝統を守りつつ日々技術を進化させた至極の一杯。
(出典:https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/)
コーレーグース(唐辛子を泡盛に漬け込んだ調味料)を少し入れるのがオススメの味変。首里そばのコーレーグースは島唐辛子が多く激辛。
●ジューシー 200円
沖縄の炊き込みごはん。カツオだしと豚肉の煮汁などで炊いた沖縄の郷土料理。
電話番号:098-884-0556
営業時間:11:30-14:00(売切仕舞)
定休日:木曜、日曜
URL:https://shurisoba.live-web.jp/
常識を覆し超進化!激ウマ沖縄そば[7選]
豚骨だしとカツオだしを合わせたさっぱりとした味が特徴の沖縄そば。
それが今、若い世代が中心となり、増加するラーメン店に負けないよう驚きの進化を遂げている。
辛味がたまらない!坦々そば
金月そば(読谷村)
担々そばが食べられるのは沖縄中部の読谷村。このエリアはジンベエザメに触れ合えるダイビングスポットとしても有名。
そんな自然豊かな場所にあるお店が「金月そば」。
そら豆を使った野菜そばなど創作系で有名なお店。
●担々そば(並) 950円
お出汁は8種類の魚節(カツオ・サバ・煮干し・トビウオなど)を使用。白ごまなど4種類をブレンドしたゴマペースト。ラー油を加えた「沖縄そば×辛味」。
(出典:https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/)
[その他紹介されたメニュー]
・炙り軟骨ソーキそば(数に限りあり)
・そら豆味噌野菜そば
電話番号:098-958-5896
営業時間:11:00-16:00
定休日:月曜
URL:https://kintiti.ti-da.net/
かつてないチーズ入り沖縄そば
あさひそば(那覇市)
大型クルーズ船の停泊地、那覇港から車で8分の場所にあるお店。
夜は沖縄料理を提供する居酒屋さんで、昼だけ沖縄そば専門店として営業。お店の人気メニューがチーズ入りの沖縄そば。
●チーズ入り沖縄そば(中) 800円
パルメザンチーズをたっぷり振りかけたチーズ入りそば。賄いで作っていたチーズそばを商品化。さっぱりスープとチーズの相性抜群。チーズの溶け具合で味が変化。
(出典:https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/)
電話番号:098-867-0339
営業時間:11:00-16:00 17:00-24:00
定休日:なし
URL:http://okinawaryouri-asahi.com/
沖縄初!やんばる地鶏100%沖縄そば
鶏そば屋 いしぐふー(浦添市)
那覇市のお隣・浦添市にある若者を中心に絶大な支持を得ているお店。
●特製鶏そば 900円
沖縄そばに欠かせない豚骨だしを全く使わず鶏出汁だけで作るさっぱりしたスープが特徴。
(出典:https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/)
電話番号:098-879-7517
営業時間:10:00-15:00(土日祝10:00-16:00)
定休日:月曜・火曜
URL:https://www.ishigufu.jp/shop/torisobaya
「いしぐふー1号店」は昔たまたま車で通って食べたお店。確かに感銘を受けるくらい美味しかったです!また食べに行きたい!!
追記(2024.07.11)
*2024年7月11日放送『アメトーーク!3時間SP』の「沖縄大好き芸人」で紹介されました。
まるでポタージュスープの沖縄そば
貝出汁沖縄そば キセキ.(浦添市)
那覇市のお隣・浦添市にある若者を中心に絶大な支持を得ているお店、その2。
●貝出汁沖縄そば 880円
貝柱などを使った貝出汁と豚骨白湯を混ぜた、まるでポタージュのようなクリーミーさがクセになる斬新なそば。
(出典:https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/)
電話番号:098-988-0419
営業時間:11:00-15:00、18:00-21:00
定休日:火曜日
URL:https://www.instagram.com/kiseki__okinawa/
進化するだし入り麺の沖縄そば
沖縄そば専門店 和(東京・西八王子)
西八王子にある麺を進化させた沖縄そばのお店。
●ソーキそば 880円
水の代わりにカツオ・昆布だしを混ぜて作る自家製麺。出汁は昆布・豚骨出汁など6種類をブレンド。あっさりとしていながらしっかりコクがある、麺とスープの一体感が楽しめる沖縄そば。
(出典:https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/)
電話番号:0426-27-6755
営業時間:11:00-14:30、17:30-21:00
定休日:毎週水曜日、第2・第4火曜日
URL:https://okinawasobasenmonten-kazu.okinawa/
これまでの概念を覆したねばねば冷やしそば
ちょーでーぐぁ(西原町)
創業16年、沖縄の言葉で“兄弟”を意味する店名のお店。
沖縄の具材を練り込んだ自家製生麺を使うことでも有名で、沖縄の名産アーサ(あおさ)の粉末を練り込んだ風味際立つアーサ麺やイカスミ、沖縄よもぎなど7種類から好きな麺を選ぶことができる。
●冷やしねばねばアーサ麺すば 880円
カツオだし・醤油・みりん・ザラメの特製めんつゆ。納豆と山芋をトッピングした冷製沖縄そば。夏にピッタリなねばねば新食感。
(出典:https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/)
電話番号:098-882-8215
営業時間:11:00-17:00頃
定休日:月曜日
URL:https://chodegwa.stores.jp/
元フレンチシェフが作るジュレだし ぶっかけまぜそば
OKINAWA SOBA EIBUN(那覇市)
連日多くの観光客で賑わう那覇のメインストリート・国際通りの裏手にある沖縄そば店。
2016年にオープン。開店前から行列のできる人気店で、店内は沖縄そば店に見えないお洒落な雰囲気。
店主は岩手県出身の元フレンチシェフ・中村栄文さん。ラーメンより進化の余地がある沖縄そばの魅力に取りつかれ、7年前にお店をオープン。
●特製冷やしジュレダレぶっかけまぜそば(生麺) 980円
麺は冷製の生ちぢれ太麺でコシが強くもっちり食感。麺の上にラフテーと、泡盛と酢をフランベし、豚骨スープ・カツオだしなどをゼラチンで固めたジュレをかけた一品。ジュレが溶け、食べる度に味が変化する。
(出典:https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/)
電話番号:098-914-3882
営業時間:11:00-16:00
定休日:水曜
URL:https://sobaeibun.okinawa/
*2024年6月22日放送『アナザースカイ』の「日本の美食スペシャル」でも紹介されました。
同じ沖縄でも全く違う!風土が生んだ離島そば
南北約400km、160の島々で構成される沖縄県。
一口に沖縄そばと言っても実は島ごと全く違う特色があり、どんぶりを除けば風土が見えてくる離島のそば。
離島そばの最大の魅力は風土の違いが生む独自のスープ。
宮古島
沖縄本島から300kmの場所にある堆積した珊瑚でできたとされる島。
宮古そばの特徴は具を中に隠すスタイル。
年貢の取り立てに対抗するため質素さを演出したと言われている。*諸説あり
八重山諸島
天気が良ければ台湾が見える日本の最西端の島「与那国島」や面積の90%以上がジャングルという「西表島」など、32の島々からなる八重山諸島。
その地域の沖縄そば・八重山そばは台湾文化の影響を受けてかラーメンのような丸麺。食べる際も唐辛子を漬け込んだコーレーグースではなく、八重山の島胡椒でピリッとした辛さと柑橘系の香りが特徴の「ピパーチ」をかけて食べるスタイル。
農耕文化が生んだ牛だしの沖縄そば
一休食堂(石垣島)
沖縄本島から飛行機で1時間、沖縄県で3番目に大きい石垣島。透明度抜群の海ではマンタやウミガメに出会い、これからの時期には天の川が見ごろを迎える大自然が満喫できる島。
そんな石垣島で長年愛される老舗食堂で山羊料理と牛汁が有名。
●牛そば 700円
スープも具材も牛を使用。圧力鍋で牛がとろけるまで煮込み、テールやホルモンなど余すことなく使用。具材はトロトロの牛バラ・ロースなど。一度食べたらクセになる一品。
(出典:https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/)
石垣島は昔から牛を使った農耕が盛んで、役目を終えた牛の魂まで感謝しようと食べる食文化があり、それが今でも受け継がれている。
電話番号:0980-82-1803
営業時間:11:00-20:00
定休日:月曜
東京で唯一楽しめる牛そば
島唄楽園(東京・南青山)
東京・南青山にある都内で唯一“牛そば”を提供するお店。
店主・西石垣光広さんは石垣島出身。
●石垣島の牛そば 1,100円 *1日10食限定
石垣島から麺を取り寄せ、牛だしも店で手作りした本格的な牛そば。
(出典:https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/)
電話番号:03-5771-1303
営業時間:11:00-14:00、18:00-23:00
定休日:日、祝日、年末年始
URL:https://shimapara.tokyo/
発酵文化が生んだ味噌味の沖縄そば
そば処 やん小~(久米島)
那覇空港から飛行機で約30分、沖縄諸島で最も西に位置する久米島。東洋一とも言われる珊瑚礁でできた真っ白な砂が美しい“ハテの浜”があり、面積は山手線内側とほぼ同じで車で1時間足らずで周ることができる。
そんな久米島の沖縄そば店で、沖縄本島をはじめ全国から観光客が訪れる大人気のお店が「やん小~」。
昔ながらの赤瓦屋根が一際目を引く外観、店内は生活感のあるレトロな雰囲気。実は店主の自宅で、昼時のみ沖縄そばを提供。
●島味噌もやしそば 980円
赤鶏・豚骨・カツオなどの出汁をベースに久米島味噌を溶かしたスープ。甘い久米味噌とダシが効いた優しい味。麺は海洋深層水と島塩を加えて練り込んだたまご麺。もやしは久米島特産の“惣慶もやし”を使用。
(出典:https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/)
惣慶もやしは地下水をくみ上げて育て、甘みが強いのが特徴。
久米島味噌は米麹が多く含まれ塩分7%未満とまろやか。
久米島は豊かな湧水を利用したお米と大豆の産地。昔は家庭で作られるほど味噌づくりが盛んだったとのこと。
電話番号:080-3226-3130
営業時間:12:00-15:00
定休日:日曜
山城晋平さんプロフィール
山城晋平(46歳)
・沖縄県那覇市首里生まれ
・児童福祉相談員
[幼少期]
生活の中に常に沖縄そばがある日々。
[36歳]
沖縄北部と南部の味の違いを知り驚愕。
食べ歩きを開始 → 沖縄県庁を退職。
[現在]
沖縄そばの魅力を知ってほしいとSNSを開始。
・ブログ読者 276人
・ツイッターフォロワー 355人
・インスタフォロワー 347人
*本記事に掲載されている情報は記事作成時点のもので、現在の情報と異なる場合があります