許田ICの近くにある名護市の酒造所『ヘリオス酒造』。ラム酒やウイスキーの製造から始まり、泡盛の製造の至るヘリオス酒造の歴史や蔵見学、試飲などが楽しめる酒造所見学に行ってきました!
ラム酒&泡盛の蔵元『ヘリオス酒造』
沖縄のサトウキビ100%で作るラム酒の製造で始まった酒造所『ヘリオス酒造』。
名護市のリゾートホテル『TWIN-LINE HOTEL YANBARU OKINAWA JAPAN(トゥインラインホテル)』に宿泊した際、ホテルから近かったこともあり酒造所見学に行ってみることに!
*「トゥインラインホテル」宿泊記はこちら↓
酒蔵見学は完全予約制
「ヘリオス酒造所の酒蔵見学に行こう!」と思ったらまずは予約!
酒造見学は1日2回(11時~/15時~)開催されるので、どちらを選択。
見学料金は有料。
1人500円(税込み)でお土産付き!
ホテルからはタクシーで移動
『ヘリオス酒造』は許田ICのすぐ近く。
喜瀬付近のホテルからならタクシーですぐです。
今回は「TWIN-LINE HOTEL YANBARU OKINAWA JAPAN(トゥインラインホテル)」からだったので、片道1000円程。
帰りは試飲している間にスタッフの方にお願いすればタクシーを呼んでくれます。
「古酒蔵ショップ/ギャラリー」で受付
到着したら「古酒蔵ショップ/ギャラリー」でまずは受付。
こちらが入り口。
空港にあるお店『ヘリオス那覇エアポートブルワリー』の紹介看板。
空港に行ったら何度か立ち寄りましたが、いいお店です。
オーク樽がお出迎え。
裏側には年代物のウイスキーが。
受付が終わったら時間まで店内を見学。
ヘリオス酒造の様々なお酒が展示されています。種類が多くて見ているだけでも楽しいです♪
こちらは“ふつうの上等”、泡盛「轟(とどろき)」。リーズナブルなのでお家でもよく飲んでます。
こちらは深く強い味わいの泡盛「大琉球國」。
オーク樽熟成の三年古酒「くら」。沖縄限定のゴールドラベル「プレミアムゴールド」。
泡盛「くら」の原酒を、専用の樫樽で8年(12年)熟成したシングルモルトウイスキーのようなお酒「くら原酒8年」&「くら原酒8年12年」。分類上はリキュールになっちゃうみたいです。
泡盛もまだまだたくさんの銘柄があります。「主(ぬーし)」や「クース」「寿」など。
ハブ酒も作ってます。泡盛ではなくラム酒で漬けているそうです。
ハブ入りのハブ酒も売られていました。
こちらは芋焼酎「紅一粋」と泡盛仕込みの「梅酒」。
梅酒以外にもリキュールは何種かあります。
こちらがシークヮーサーと柚子を使ったリキュール「蔵ねこのゆずシークヮーサー」。
こちらは泡盛と生姜とレモン果汁を使ったリキュール「ほんわかゆんたくジンジャーレモン」。「ゆんたく」は沖縄の方言で「おしゃべり」という意味だそうです。
ヘリオス酒造と言えばやっぱりラム酒。
3年以上熟成したラム酒「ダークラム」だけでも色々並んでいました。
「TEEDA21年」は700mlで41,800円!お高いです!でも、実は試飲が可能。有料(700円)ですが、これは価値あり!見学後の楽しみです♪
2024年10月18日放送の『ララLIFE』で紹介されたダークラム「黒糖酒」もありました。
*2024年10月18日放送の『ララLIFE』はこちら↓
サトウキビの搾り汁(サトウキビジュース)を原料として発酵・蒸留して作られるという生産量が少ない希少なラム酒「アグリコールラム」。
空港でも作っていますが、こちらにもビール工場がありクラフトビールを作っているそうです。
銀河鉄道999のパッケージのビールなんかもあります。
泡盛を製造する過程で蒸留の際にできる「もろみ」を用いて造られるという「もろみ酢」や調味料「島とうがらしのオリーブオイル」などなど。
「ここでしか買えない掘り出し物コーナー」もありました。こういうの気になります。
ヘリオス酒造の歴史
時間が来たらまずはギャラリーで「上映会」。
1961年(昭和36年)、ラム酒を製造する酒造所「合資会社太陽醸造」として那覇市にて創業。(1969年、ヘリオス酒造株式会社に社名を変更)
1963年(昭和38年)にはウイスキーの製造も開始するなど洋酒を中心とした酒造所だったが、1979年(昭和54年)には泡盛の製造を開始。
現在は6種類(泡盛・リキュール・ウィスキー・スピリッツ・発泡酒・地ビール)の酒類製造免許を取得している総合酒類メーカー。
などなど、ヘリオス酒造の歴史やお酒の製造工程が映像で学べます。
ギャラリーには「第二工場」の模型もあり、泡盛の製造過程を模型でも紹介してくれました。
泡盛に使うお米であるタイ米(インディカ米)なんかも実際に触らせてもらえました。
酒蔵「二の蔵」を見学
上映会の後は「二の蔵」を見学。
壁に付着している黒い煤のようなものが「黒麹菌」とのこと。なんかカッコイイですね!
「二の蔵」の中にはワインなどでも使用するオーク樽。2,000本以上の酒樽は圧巻です!
こちらは「百年古酒樽」。
「百年後の未来も太平の世がつづくように」との願いを込めて造ったそうで、左の一番大きな樽は4,000リットル、少し小さな2つの樽はそれぞれ2,000リットルあるそうです。
年々目減りするそうで、100年後にどれだけのお酒が残っているのか…開けてからのお楽しみ!とのことです。
お楽しみ!バーカウンターで試飲
「二の蔵」を見学した後は、「古酒蔵ショップ/ギャラリー」へ。(ここまでの所要時間は約30分)
ショップへ戻り、まずは見学の「お土産」をいただきました。
お土産は三年熟成古酒「くら」のミニボトルかポストカード&コースターか選ぶことができました。
・三年熟成古酒「くら」のミニボトル
・ポストカード&コースター
続いてバーカウンターへ移動して試飲タイム。
最初にいただいたのはクラフトビール(ヴァイツェン)の「青い空と海のビール」。ドイツスタイルのエールビールで、美味しい!
ビールが苦手な人には泡盛ハイボール、樽が香るハイボール「くらレモン」。スッキリとしたレモン味。
あとは好きなお酒を試飲。
【泡盛】は「甕」「樽」「くら原酒」「ステンレス」から。
泡盛の他には、【ウイスキー】【スピリッツ】【リキュール】【紅芋焼酎】から選ぶことができ、飲み比べが楽しめます!
メニューがちゃんと用意されています。
ウイスキーや古酒など希少で高価なお酒は有料ですが、200円~700円とお店とは比較にならないくらい安いです!
一番お高いのは「TEEDA21年」で700円。流石です。
ヘリオス酒造の泡盛の味わいや深みなどの傾向をまとめた表もありました。参考になりますね。
まずは「くら」シリーズから。
1991年の発売から長年親しまれているというロングセラー古酒泡盛、三年熟成古酒「くら」を試飲(無料)。オーク樽で熟成しているので樽香が素晴らしい。
「くら」の12年物もいただきました。(有料:300円)もはやシングルモルトウイスキー!
ヘリオス酒造と言えば「ラム酒」。
3年以上熟成したラム酒「ダークラム」の中から、まずは50年以上のロングセラーと言う『ララLIFE』でも紹介された「黒糖酒」(無料)。
ダークラム美味しい!ハマりそうです!
沖縄産さとうきび100%のダークラム「TEEDA(ティーダ)5年」(有料:200円)。これがまた美味しい!香りも好き!
ただ、やっぱり圧巻だったのは「TEEDA21年」(有料:700円)。高級ブランデーみたいな上品な味わい!700円で飲めるのはお得です♪
焼酎も飲んでみました。
沖縄県産紅いも100%で造る本格いも焼酎「紅一粋」(無料)。普通の芋焼酎よりコクもあって芳醇な味わい!香りも好きです。
ヘリオス酒造ならでは、ラム酒で造る「ハブ酒」(無料)。ストレートで飲みましたが、ガツンとパワーが漲る感じ。
泡盛と生姜とレモン果汁を使ったリキュール「ほんわかゆんたくジンジャーレモン」(無料)。生姜が体の芯から温めてくれるので冬にぴったり!
飲みすぎちゃったので、最後はもろみ酢「黒麹醪酢」。ちょっとクセのある味ですが、体に良さそうな健康ドリンク。
チェーサーには「仕込み水」。
ショップでお土産を購入
試飲で気に入ったお酒がたくさん見つかり、どれもこれも買いたくなる衝動を抑えながら厳選。
お値段とも相談し、商品を厳選…したつもりでしたが、それでもたくさん買っちゃいました。
試飲からは、
●TEEDA 5年(40度)
●黒糖酒(50度)
●紅一粋(25度)
●三年熟成古酒「くら」(25度)
●ほんわかゆんたくジンジャーレモン(16度)
「ほり出し物」からは、
●荒濾過三年古酒(25度)
●エイサー祭り(25度)
●ゆんたく(25度)
調味料からは「島とうがらしのオリーブオイル」も購入。
一番飲みそうな三年熟成古酒「くら」は一升瓶で買っちゃいました♪
買ったお酒は郵送で家に送ってもらうことに。
これでお家でも楽しめます♪
まとめ・感想
[見学料金]1人500円 *お土産&試飲付き
[予約の有無]完全予約制
●電話予約:月~金:0980-50-9686/土日祝:090-2589-6928
●電話受付時間:9時~17時
●Web予約:24時間受付 → WEB予約はこちら
酒造所の歴史や製造工程などをまとめた映像はしっかり作り込まれているし、二の蔵は圧巻の迫力。
酒造所見学としても楽しめますが、何より試飲が楽しい!
バーカウンターでの試飲会は種類も多く、お酒に関するうんちくなども教えてもらえたりするのでとにかく楽しい!
これでおつまみがあれば完璧だったんですが、おつまみ無しでもなかなか飲めない古酒など、「せっかくなので」と、ついつい飲みすぎちゃいました(^^;
雨の日でも楽しめるのがいいですね。
試飲するなら車はNGなので、近くに宿泊してタクシーで見学に行くのがオススメ!
酒蔵情報
電話番号:0980-52-3372
URL:https://www.helios-syuzo.co.jp/